楽しみにしていた美容室に潜む罠
今日は休みだったので、美容室に行くことにした。
実に5ヶ月ぶりくらい?久々な美容室に俺はワクワクしていた。
昼過ぎに起き、いつも食べるペヤングをすする。
「毎日食べてるのに飽きないなあ」
ぼそっと独り言をつぶやき、予約の時間まで少しあったので犬と遊ぶ事にした。
そして30分くらい遊んで時間がきたので美容室に行く準備を始めた。
歯を磨き、服を着替えてバックに持ち物を入れいざ出発。
予約の5分前くらいに着き、おそらく4月に入ったばかりの新人の子に待合室まで案内される。
新人「お飲み物はコーヒーとお茶どちらになさいますか?」
俺「んー。じゃあコーヒーをもらおうかな」
おそらく超カッコつけながら言ったので美容室でのあだ名はブサイクコーヒーマンに決まっただろう。
その新人の子にシャンプーをしてもらい、いつも切ってもらってる美容師の席へ。
美容師「今日はどんな感じにしますか〜?」
俺「あー。こんな感じでお願いします。」
美容師「かしこまりました!!(お前自分の顔鏡で見たことあるか?)」
そんなこと思われても俺は全く気にしないのでわくわくしていた。
だが、昼過ぎまで寝ていたとはいえ連日のバイトで疲れていたため眠ってしまった。
恐らくこれが罠の始まりだったのだろう。
30分くらい過ぎて、美容師の方に起こされた。
美容師「出来ましたよ!」
俺「んー、どれどれ」
目の前の鏡にいたのは成田凌ではなく
進撃の巨人のエルヴィン団長だった。
え??
頭が真っ白になった。あの、僕エルヴィン団長にしてくれって頼みましたっけ?
いや、100歩譲って、リヴァイ兵長にするならわかる。なんでエルヴィンやねん。
俺には10年早いやろ。ぼけ
だが、美容師の方はとてもニコニコしていて、やりきった!!という顔だった。
美容師の方の前では俺も笑顔だったが外に出た時はおそらくこんな顔だっただろう。
心臓を捧げた覚えはないのにいつのまにか団長になっていた俺は家に帰って泣いた。
以上が俺の休日だ。みんなも罠には気をつけろよな。